てんとう虫ブログ Englishへ、ようこそ!
このブログでは、英語の学びなおしをする人に役立つ記事を発信しています。
今日のトピックは、「三人称単数現在形(三単現 s)」です。
中学1年生で英語を習い始めた時、多くの人が「三単現 s」の単元で最初に苦労したのではないでしょうか。大人になった今、その内容は忘れてしまっているかもしれませんが、当時の「難しい!」という記憶は、苦手意識となって、今も心のどこかに残っているかもしれません。
中学生の時は、「s」なんて要らなくない?ってずっと思ってたよ。
そんな人こそ、ぜひこの記事を読んで、ニガテな記憶を克服してね。
この記事では、中学校で習った「三単現 s」を復習して、さらに伸ばしていくことを目標に、基礎から順序立てて解説していきます。 例文も用意しているので、英語初心者にとって役立つ内容となっています。
*下記のような読者に向けて、記事を書いています。
●これから英語を学び直す大人
●中学生レベルの英語力の人
●過去に英語に挫折して嫌いになってしまった人
●勉強に自信がないから、自分のペースでゆっくり進めたい人
●勉強が全体的にニガテで、何から手を付けていいかわからない人
⇒ このページを読めば、中学校で学んだ【三単現 s】のおさらいをすることができます。
それでは、Let’s get started!
(さっそく始めよう!)
「三単現 s」とは何か?
「三単現s」は、英語の文法用語で「三人称単数現在形」の動詞に付く「s」や「es」を指します。
これは、主語が「he」「she」「it」など、三人称単数のとき、かつ動詞が現在形である場合に、動詞の語尾に「s」または「es」を付けるというルールのことです。
パターン1 人が主語の場合
主語の 人称 | 主語 | 主語(和訳) | 単数/ 複数 | 例文 (現在/過去/未来) | 和訳 |
1人称 | I | 私 | 単数 | I play tennis. I played tennis. I will play tennis. | 私はテニスをします。 私はテニスをしました。 私はテニスをする予定です。 |
2人称 | You | あなた | 単数 | You play tennis. You played tennis. You will play tennis. | あなたはテニスをします。 あなたはテニスをしました。 あなたはテニスをする予定です。 |
3人称 | He/She | 彼/彼女 | 単数 | He/She plays tennis. He/She played tennis. He/She will play tennis. | 彼/彼女はテニスをします。 彼/彼女はテニスをしました。 彼/彼女はテニスをする予定です。 |
1人称 | We | 私たち | 複数 | We play tennis. We played tennis. We will play tennis. | 私たちはテニスをします。 私たちはテニスをしました。 私たちはテニスをする予定です。 |
2人称 | You | あなたたち | 複数 | You play tennis. You played tennis. You will play tennis. | あなたたちはテニスをします。 あなたたちはテニスをしました。 あなたたちはテニスをする予定です。 |
3人称 | They | 彼ら/彼女ら | 複数 | They play tennis. They played tennis. They will play tennis. | 彼ら/彼女らはテニスをします。 彼ら/彼女らはテニスをしました。 彼ら/彼女らはテニスをする予定です。 |
パターン2 人以外が主語の場合
主語の人称 | 主語 | 主語(和訳) | 単数/ 複数 | 例文 (現在/過去/未来) | 和訳 |
3人称 | It/This/That | それ/これ/あれ | 単数 | It/This/That works well. It/This/That worked well. It/This/That will work well. | それ/これ/あれはうまく機能します。 それ/これ/あれはうまく機能しました。 それ/これ/あれはうまく機能するでしょう。 |
3人称 | They/These/Those | それら/これら/あれら | 複数 | They/These/Those work well. They/These/Those worked well. They/These/Those will work well. | それら/これら/あれらはうまく機能します。 それら/これら/あれらはうまく機能しました。 それら/これら/あれらはうまく機能するでしょう。 |
上の表をみると、三人称で、しかも現在形で単数の場合のみ、動詞の語尾に「s」がつくことがわかります。
「三単現のs」というルールを理解すれば、難しいことはないよ。
- 🔰一般動詞全体の概要を復習したい方はこちら↓
【大人の英語初心者必見!】一般動詞攻略で、英語力を3倍アップ!
「三単現 s」の動詞のルール
彼や彼女、単数の物が主語の時の、「3人称単数現在」の肯定文の動詞の語尾の変化には、大まかに、下記のルールがあります。
「三単現 s」の規則動詞
「三単現 s」の不規則動詞 「have」
「have」三人称単数現在の、肯定文のルールには当てはまらず、「has」となり、不規則に変化します。
理由はともかく、よく使う単語なので、「have」→「has」になる、と覚えておきましょう。
「have」と「has」は、最頻出の動詞だから、しっかり覚えておこう!
「三単現s」の基本の動詞一覧
一般動詞の 三単現 | 意味 | 一般動詞の 三単現 | 意味 | 一般動詞の 三単現 | 意味 |
plays | する・演奏する | passes | 通過する | studies | 勉強する |
speaks | 話す | goes | 行く | carries | 運ぶ |
knows | 知っている | washes | 洗う | cries | 泣く |
works | 働く・機能する | finishes | 終える | tries | 試す |
likes | 好む | watches | 見る | has | 持っている |
「三単現 s」の肯定文
一般動詞の肯定文の場合、主語が三人称単数の現在形のとき、動詞の原形に「s」または「es」を付けます。
例文1
She plays the guitar.
〈主語〉 + 〈一般動詞 三単現s〉+ 〈目的語〉
(彼女はギターを弾きます。)
*「She」は三人称単数現在なので、「play」に「s」をつけます。
*「the guitar」は「何を弾くのか」の「何を」に当たる、目的語です。
例文2
Kyle washes his hands.
〈主語〉 + 〈一般動詞 三単現s〉+ 〈目的語〉
(カイルは手を洗います。)
*「wash」は「sh」で終わるので、語尾に「es」をつけます。
*「his hands」は「何を洗うのか」の「何を」に当たる、目的語です。
例文3
Louise studies art history.
〈主語〉 + 〈一般動詞 三単現s〉+ 〈目的語〉
(ルイーズは美術史を勉強します。)
*「study」は「子音」+「y」で終わるので、「y」を「i」に変えて「es」をつけます。
*「art history」は「何を勉強するか」の「何を」に当たる、目的語です。
例文4
He has a car.
〈主語〉 + 〈一般動詞 三単現s〉+ 〈目的語〉
(彼は車を持っています。)
*「have」は三人称単数現在の時は、「has」になります。
*「a car」は「何を持っているのか」の「何を」に当たる、目的語です。
「三単現 s」の否定文
一般動詞の否定文の場合、主語が三人称単数の現在形のとき、動詞の前に、「does not」または「doesn’t」を入れ、その後に続く動詞は、原形になります。
日常的には、短縮形の「doesn’t」が多く使われます。
例文1
She plays the guitar.
この肯定文を否定文にすると… ↓
She does not (doesn’t) play the guitar.
〈主語〉 + 〈does not (doesn’t)〉+ 〈動詞の原形〉+〈目的語〉
(彼女はギターを弾きません。)
*「She」の後に、「does not」または「doesn’t」を持ってきます。
*「plays」→ 原形の「play」に直します。
例文2
Kyle washes his hands.
この肯定文を否定文にすると… ↓
Kyle does not (doesn’t) wash his hands.
〈主語〉 + 〈does not (doesn’t)〉+ 〈動詞の原形〉+〈目的語〉
(カイルは手を洗いません。)
*「Kyle」の後に、「does not」または「doesn’t」を持ってきます。
*「washes」→ 原形の「wash」に直します。
例文3
Louise studies art history.
この肯定文を否定文にすると… ↓
Louise does not (doesn’t) study art history.
〈主語〉 + 〈does not (doesn’t)〉+ 〈動詞の原形〉+〈目的語〉
(ルイーズは美術史を勉強しません。)
*「Louise」の後に、「does not」または「doesn’t」を持ってきます。
*「studies」→ 原形の「study」に直します。
例文4
He has a car.
この肯定文を否定文にすると… ↓
He does not (doesn’t) have a car.
〈主語〉 + 〈does not (doesn’t)〉+ 〈動詞の原形〉+〈目的語〉
(彼は車を持っていません。)
*「He」の後に、「does not」または「doesn’t」を持ってきます。
*「has」→ 原形の「have」に直します。
「三単現 s」の疑問文
一般動詞の疑問文の場合、主語が三人称単数の現在形のとき、文頭に「Does」、次に主語が来て、その後に続く動詞は、原形になります。
例文1
She plays the guitar.
この肯定文を疑問文にすると…
↓
Does she play the guitar?
〈Does〉+〈主語〉 + 〈動詞の原形〉+〈目的語〉
(彼女はギターを弾きますか。)
*「Does」が文頭にきて、次に主語の「she」がきます。
*「plays」→ 原形の「play」に直します。
質問の答えの例は…
↓
Yes, she does.
(はい、ギターを弾きます。)
No, she does not. (No, she doesn’t.)
(いいえ、ギターを弾きません。)
となり、答え方は状況によって変わります。
例文2
Kyle washes his hands.
この肯定文を疑問文にすると… ↓
Does Kyle wash his hands?
〈Does〉+〈主語〉 + 〈動詞の原形〉+〈目的語〉
(カイルは手を洗いますか。)
*「Does」が文頭にきて、次に主語の「Kyle」がきます。
*「washes」→ 原形の「wash」に直します。
質問の答えの例は…
↓
Yes, he does.
(はい、手を洗います。)
No, he does not. (No, he doesn’t.)
(いいえ、手を洗いません。)
となり、答え方は状況によって変わります。
例文3
Louise studies art history.
この肯定文を疑問文にすると… ↓
Does Louise study art history?
〈Does〉+〈主語〉 + 〈動詞の原形〉+〈目的語〉
(ルイーズは美術史を勉強しますか。)
*「Does」が文頭にきて、次に主語の「Louise」がきます。
*「studies」→ 原形の「study」に直します。
質問の答えの例は…
↓
Yes, she does.
(はい、美術史を勉強します。)
No, she does not. (No, she doesn’t.)
(いいえ、美術史を勉強しません。)
となり、答え方は状況によって変わります。
例文4
He has a car.
この肯定文を疑問文にすると… ↓
Does he have a car?
〈Does〉+〈主語〉 + 〈動詞の原形〉+〈目的語〉
(彼は車を持っていますか。)
*「Does」が文頭にきて、次に主語の「he」がきます。
*「has」→ 原形の「have」に直します。
質問の答えの例は…
↓
Yes, he does.
(はい、車を持っています。)
No, he does not. (No, he doesn’t.)
(いいえ、車を持っていません。)
となり、答え方は状況によって変わります。
「三単現 s」の否定疑問文
一般動詞の疑問文の場合、主語が三人称単数の現在形のとき、文頭に、「Doesn’t」、そして主語を入れ、その後に続く動詞は、原形になります。
もしくは、「Does」+ 主語 +「not」がきて、その後に続く動詞は、原形になります。
例文1
She plays the guitar.
三人称単数の否定疑問文には、「doesn’t」または、「does + 主語 + not」を使います。
この「doesn’t」または、「does + 主語 + not」を文頭に持っていき、最後に「?」をつけます。
↓
Doesn’t she play the guitar?(短縮形)
Does she not play the guitar?
(彼女はギターを弾かないのですか。)
*「plays」→ 原形の「play」に直します。
質問の答えの例は…
↓
Yes, she does.
(いいえ、ギターを弾きます。)
No, she does not. (No, she doesn’t.)
(はい、ギターを弾きません。)
となり、答え方は状況によって変わります。
英語の「Yes/No」の答え方は、質問の意味に対してではなく、事実に基づきます。したがって、質問が否定形の場合でも、事実として歌手であるなら「Yes」で答えます。
日本語では「彼女はギター弾かないの?」という問いに「はい、弾きません。」と答えるけど、英語では「No, she doesn’t.」と答えるよ。
弾くなら「Yes, she does.」
弾かなければ「No, she doesn’t.」なんだね。
- Does she play the guitar? は、話者が彼女がギターを弾くのかどうかを中立的に尋ねています。
- Doesn’t she play the guitar? は、話者が彼女が弾くことに疑問を呈したり、確認したりする文です。
Doesn’t she play the guitar today? Everyone wants to listen to her songs.
(彼女は今日ギター弾かないの?みんな彼女の歌を聞きたがっているよ。)
例文2
Kyle washes his hands.
「doesn’t」または、「does + 主語 + not」を文頭に持っていき、最後に「?」をつけます。
↓
Doesn’t Kyle wash his hands?(短縮形)
Does Kyle not wash his hands?
(カイルは手を洗わないのですか。)
*「washes」→ 原形の「wash」に直します。
質問の答えの例は…
↓
Yes, he does.
(いいえ、手を洗います。)
No, he does not. (No, he doesn’t.)
(はい、手を洗いません。)
となり、答え方は状況によって変わります。
例文3
Louise studies art history.
「doesn’t」または、「does + 主語 + not」を文頭に持っていき、最後に「?」をつけます。
↓
Doesn’t Louise study art history?(短縮形)
Does Louise not study art history?
(ルイーズは美術史を勉強しないのですか。)
*「studies」→ 原形の「study」に直します。
質問の答えの例は…
↓
Yes, she does.
(いいえ、勉強します。)
No, she does not. (No, she doesn’t.)
(はい、勉強しません。)
となり、答え方は状況によって変わります。
例文4
He has a car.
「doesn’t」または、「does + 主語 + not」を文頭に持っていき、最後に「?」をつけます。
↓
Doesn’t he have a car?(短縮形)
Does he not have a car?
(彼は車を持っていないのですか。)
*「has」→ 原形の「have」に直します。
質問の答えの例は…
↓
Yes, he does.
(いいえ、持っています。)
No, he does not. (No, he doesn’t.)
(はい、持っていません。)
となり、答え方は状況によって変わります。
「三単現s」を使った日記
一般動詞の「三単現s」を使って、例えば、こんなことが言えます。
Today, my sister plays tennis in the morning.
She enjoys the fresh air and sunshine.
In the afternoon, her friend visits our house.
Her friend plays the guitar for us.
My mother prepares a delicious dinner for us.
今日、私の姉は朝方にテニスをします。
彼女は新鮮な空気と太陽の光を楽しみます。
午後、彼女の友達が家に遊びに来ます。
彼女の友達は、私たちにギターを弾いてくれます。
私の母はみんなのために美味しい夕食を作ります。
On Saturdays, my brother usually plays online games.
He especially likes shooting games.
My sister reads books everyday.
She wants to be a editor in the future.
In the evening, my father drinks beer and wine.
日曜日にはたいてい、兄はオンラインゲームをやります。
兄は特にシューティングゲームが好きです。
姉は毎日本をよみます。
姉は将来編集者になりたいと思っています。
夜、父はビールとワインを飲みます。
「三単現s」を学ぶと、自分のことだけでなく、他の人のことについても話せるようになるんだね。
「三単現s」以外にも、文法全体を学びたい人は、文法の参考書を1冊買って、読んでみてね。
文法全体を詳しく学びたい方の、おすすめ文法書籍はこちら↓↓↓
🔰無理なく自分のペースで学習できるスタディサプリも、大変質の高い英語アプリです!
最後に。
この記事をを読んで、「三単現s」についての理解が深まれば嬉しいです。基礎の英文法は、英語力アップにかかせないものです。
この記事以外にも、文法について書いてある記事があるので、良かったら読んでみてくださいね。
「三単現s」を使って、家族のことについて英語で言えるように練習してみよっと。
この記事が少しでもお役に立てば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!