てんとう虫ブログ Englishへ、ようこそ!
このブログでは、英語の学びなおしをする人に役立つ記事を発信しています。
今日のトピックは、「中学校で習った基本の助動詞」です。
助動詞を勉強すると、英語の表現が豊かになり、よりスムーズなコミュニケーションができるようになります。
この記事では、中学校で習った英語を復習、発展させて使いこなせることを目標に、「中学校で習った基本の助動詞」8つの、基本的な使い方について、解説していきます。 例文も用意しているので、英語初心者にとって分かりやすい内容となっています。

「助動詞」ほとんど忘れちゃったけど、思い出せるかな…。
*下記のような読者に向けて、記事を書いています。
●これから英語を学び直す大人
●中学生レベルの英語力の人
●過去に英語に挫折して嫌いになってしまった人
●勉強に自信がないから、自分のペースでゆっくり進めたい人
●勉強が全体的にニガテで、何から手を付けていいかわからない人
⇒このページを読めば、【中学校で学んだ助動詞の概要】をおさらいすることができます。
- 英語の勉強の再チャレンジに、まだ迷っている方はこちら
【勉強が苦手な大人でも大丈夫】英語に再チャレンジしてみよう🔰

それでは、Let’s get started!
(さっそく始めましょう!)
英語の助動詞とは?
英語からしばらく離れていた方の中には、「そもそも、英語の助動詞とは?」という人も多いかもしれませんが、文字の意味を考えると、よりわかりやすく理解できると思います。
英語の助動詞は、読んで字のごとく、「動詞を助ける」役割を果たします。
英語の助動詞を動詞の前に置くことで、その動詞に特別な意味を与えたり、過去、現在、未来などの時制を加えることができるようになります。
例えば、「can」は可能、「will」は未来、「must」は義務、「should」は勧告など、動詞の前につけることで、文章の中で、様々な意味合いを表現することができます。
このように、助動詞を使いこなすことで、より豊かで正確な英語の表現ができるようになるのです。
ここでは、「can」を例に、助動詞がない場合と、ある場合で見てみましょう。
- I speak Chinese. (私は中国語を話します。)
- I can speak Chinese. (私は中国語を話すことができます。)
1の文章では、私が中国語を話すという事実がただ述べられているの対し、2の文章では、助動詞「can」の働きによって、「私は中国語を話すことが可能だ」ということが伝わります。
助動詞の働きについて、少しでもイメージをつかんでいただけたでしょうか。
例文をどんどん読み進めると、よりはっきりしたイメージが持てるようになるはずです。
助動詞を使う時のルール
- ルール1 肯定文
肯定文では、助動詞は動詞の前に置き、その後の動詞は常に原形になります。
I can speak Chinese.
〈主語〉 + 〈助動詞〉+ 〈動詞の原形〉 - ルール2 否定文
否定文は助動詞と動詞の間にnotをつけます。
I cannot speak Chinese.
I can’t speak Chinese. (*can’t は cannot の短縮形)
〈主語〉+〈助動詞〉+〈not〉+〈動詞の原形〉 - ルール3 疑問文
疑問文は助動詞が主語の前に来ます。
Can you speak Chinese?
〈助動詞〉 + 〈主語〉+ 〈動詞の原形〉?

なぜこうなるのか、という理由はさておき、まずはこの基本形を覚えておくことが重要だよ。
中学英語の助動詞(基本の8つ)
助動詞は、いくつもあるのですが、ここでは、中学校で皆さんが習ったことのある助動詞8つについて、要点をしぼってまとめていきます。
助動詞一覧
助動詞 | 役割 | 意味 | 例文 | 否定形(短縮形) |
can | 可能・能力 許可 依頼 可能性・推測 | 「~できる」 「~してもいい」 「~してくれますか」 「~かもしれない」 | I can speak English. (私は英語が話せます。) You can use my pen. (私のペン使っていいよ。) Can you call her tonight?(今晩彼女に電話してくれる?) They can be busy. (彼らは忙しいかもしれない。) | cannot (can’t) |
must | 強い義務・必要性 必然性 | 「~しなければならない」 「~にちがいない」 | You must go now.(今行かなくちゃいけないよ。) She must be busy.(彼女は忙しいにちがいない。) | must not (mustn’t) |
may | 可能性・推測 許可 | 「~かもしれない」 「~してもいい」 | It may rain tonight.(今夜は雨が降るかもしれない。) May I sit down?(座ってもいいですか?) | may not |
will | 未来 未来の意思 依頼 | 「~でしょう」 「~するつもりだ」 「~してくれますか」 | I will always love you. (私はあなたを愛し続けるでしょう。) I will do my best. (全力を尽くすつもりだ。) Will you turn off the light?(電気を消してくれますか。) | will not (won’t) |
might | 可能性・推測 許可 | 「~かもしれない」 「~してもよい」 | I might go to the gym today. (今日ジムに行くかもしれない。) Might I sit down here?(ここに座ってもよろしいでしょうか。) | might not |
could | 助動詞「can」の過去 可能性・推測 依頼 | 「~できた」 「~かもしれない」 「~して下さいますか」 | I could talk to my teacher yesterday. (昨日先生と話すことができました。) It could be a good idea. (良い考えかもしれません。) Could you help me with this?(これを手伝っていただけますか。) | could not (couldn’t) |
should | 義務・勧告 可能性・推測 | 「~するべきだ」 「~のはずだ」 | You should do more exercise.(もっとエクササイズをするべきだよ。) He should be home by now.(彼はもう家に帰っているはずだ。) | should not (shouldn’t) |
shall | 申し出・提案 誘い | 「〜しましょうか?」 「〜しませんか?」 | Shall I open the window? (窓を開けましょうか?) Shall we watch a movie tonight? (今夜は映画を見ましょうか?) | shall not |
助動詞「can」の使い方
助動詞「can」は、「~できる」のように、可能なことを表すときに使います。また、「~してもいい」という許可を表す意味でも使われるほか、「~してくれますか」という依頼、「~かもしれない」という可能性を表す時にも使用されます。
I can’t play the piano.
(私はピアノが弾けません。)
You can leave the key here.
(ここに鍵を置いてもいいですよ。)
Can you drive me home?
(家まで車で送ってくれる?)
He can be late.
(彼は遅刻するかもしれないです。)
*can’t は、cannotの短縮形です。
>>助動詞「can」についての詳しい記事はこちらを参照してください。
🔰中学英語の助動詞【can】の意味や使い方を例文を使って詳しく解説🔰
助動詞「must」の使い方
助動詞「must」は、「~しなければならない」のように、強い義務や必要性を表すときに使います。文脈によっては、「~にちがいない」という必然性を表す意味でも使われます。
You must not (mustn’t) be late for the meeting.
(会議に遅刻してはいけません。)
Must I wear a tie?
(ネクタイをつけなくてはいけないのですか?)
His story must be true.
(彼の話は真実にちがいありません。)
*mustn’t は、must notの短縮形です。
>>助動詞「must」についての詳しい記事はこちらを参照してください。
🔰中学英語の助動詞 【must】と【have to】を基本から例文で解説!🔰
助動詞「may」の使い方
助動詞「may」は、「~してもいい」のように、許可を表すときに使います。文脈によっては、「~かもしれない」という可能性を表す意味でも使われます。
You may leave early today.
(今日は早く帰ってもいいですよ。)
It may not rain tonight.
(今夜は雨が降らないかもしれません。)
May I use your phone?
(あなたの電話を使ってもいいですか?)
*may not に短縮形はありません。
>>助動詞「may」についての詳しい記事はこちらを参照してください。
🔰中学英語の助動詞【may】の複数の意味や使い方を例文を使って解説!🔰
助動詞「will」の使い方
助動詞「will」は、「~でしょう」のように、未来を表すときに使います。また、「~するつもりだ」という未来の意思を表す場合もあります。疑問文で、「~してくれますか」という依頼を表す時にも使われます。
It will (It’ll) rain tomorrow.
(明日は雨がふるでしょう。)
I will not (won’t) drink beer tonight.
(今夜はビールを飲まないつもりです。)
Will you help me?
(手伝ってくれますか?)
*‘ll は、will の、won’t は、will not の短縮形です。
>>助動詞「will」についての詳しい記事はこちらを参照してください。
🔰中学英語の助動詞【will】の使い方を【be going to〜】と一緒に解説🔰
助動詞「might」の使い方
助動詞「might」は、「(もしかしたら)~かもしれない」のように、割と確立の低い可能性や推測を表すときに使います。「~してもよい」という丁寧な許可を表す場合にも使われます。
It might rain tomorrow.
(もしかしたら、明日は雨がふるかもしれない。)
The package might not arrive until next week.
(荷物が来週まで届かないかもしれない。)
Might I ask your name?
(お名前を伺ってもよろしいでしょうか。)
*Mightを使った疑問文は、非常にフォーマルなので、あまり一般的ではありません。
助動詞「could」の使い方
まず、助動詞「could」は、助動詞「can(できる)」の過去形として使われます。そのほか、「(ひょっとしたら)~かもしれない」のように、とても確率の低い可能性や推測を表すときにも使います。また、「~して下さいますか」という丁寧な依頼をする場合にも使われます。
We could not (couldn’t) eat dinner together.
(私たちは夕食を共にすることができませんでした。)
He could be dead by now.
(彼はひょっとすると、もう死んでいるかもしれない。)
Could you open the window?
(窓を開けていただけますか。)
*couldn’t は、could notの短縮形です。
助動詞「should」の使い方
助動詞「should」は、「~するべきだ」のように、義務を表すときに使います。「~のはずだ」というかなり確率の高い可能性や推測を表す場合にも使われます。
Should I take an umbrella?
(傘を持っていくべきですか?)
He should be here by now.
(彼はもうここに来ているはずです。)
You should not (shouldn’t) lie to your wife.
(奥さんに嘘をついてはいけませんよ。)
*shouldn’t は、should notの短縮形です。
助動詞「shall」の使い方
助動詞「shall」は、「〜しましょうか?」という申し出や、「〜しませんか?」という誘いなど、疑問形で使われることが多いです。どちらかというと固い、フォーマルな感じになるので、カジュアルな場面では使用頻度が低いと思います。
Shall I make dinner for you?
(夕飯を作りましょうか?)
Shall we start the meeting now?
(これから会議を始めましょうか。)

助動詞の覚え方のコツ
助動詞を覚えるのがどうしても苦手、という人は、以下のコツを参考にしてみてください。

自分にあうやり方のコツを探してみてね。
単語ではなくフレーズで覚えてみる
助動詞は、単体で覚えるよりも、例文ごとまとめて覚える方が効果的です。例文を読むことで、助動詞の使い方や文脈における意味を理解することができます。
例えば、「should」という単語を勉強するとき「should=するべきだ」と覚えるのではなく、
You should eat more vegetables.
(君はもっと野菜を食べるべきだ。)
などのように、文章のまとまりで覚えるようにしましょう。
中学英語の参考書を読んでみる
中学英語の参考書を一冊用意して、学んでみるのも効果的です。時間があるときに、直観的に自分にあいそうだなと思うものを書店などで探すのもいいと思います。下記なども、とても読みやすく、おすすめです。
助動詞について詳しく学びたい方の、おすすめ文法書籍はこちら↓↓↓
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好きな洋楽の歌を覚えてみる
歌で英語を覚えるのは、とても効果的です。メロディに合わせて、好きなジャンルの曲を口ずさんでみましょう。
ここでは、助動詞がタイトルになっている洋楽の動画を集めてみました♪♪
助動詞「can (can’t)」がタイトルの曲 (Ariana Grande – we can’t be friends (wait for your love)
助動詞「must」がタイトルの曲 (Madness – It Must Be Love)
助動詞「must」がタイトルの曲 (Billy Joel – You May Be Right)
助動詞「will」がタイトルの曲 (Whitney Houston – I Will Always Love You)
助動詞「might」がタイトルの曲 (Stephen Bishop – It Might Be You )
助動詞「could」がタイトルの曲 (Bob Marley & The Wailers – Could You Be Loved )
助動詞「should」がタイトルの曲 (I Should Have Known Better)
助動詞「shall」がタイトルの曲 (Shall we dance?)

自分の好きな歌にも助動詞が入っているか、皆さんもぜひチェックしてみてね。
最後に。
助動詞には、たくさん種類があるので、最初はとまどうかもしれませんが、例文を覚えたりしながら、少しずつ学んでいければいいですね。

A journey of a thousand miles begins with a single step‼

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この記事が少しでもお役に立てば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!