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助動詞【will】と【be going to〜】の使い分けをわかりやすく解説

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英語初心者
英文法を学び直したい人
未来のことを英語で伝えたい人

るいちゃん
るいちゃん

「will」と「be going to〜」は同じ意味なの?

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

似ている部分もあるけど、厳密には違うよ。

現在形や過去形と同じように、未来を表す「未来形」もとても重要です。未来形では、「〜するつもり」という意思や、「〜するだろう」という予測を表すことができます。中学校で助動詞「will」を習ったとき、「be going to」との違いに悩んだことがある人も多いのではないでしょうか?

この記事では、学生時代に英語が苦手だったものの、それを克服し、20年以上英語を使う環境で働いてきた管理人・てんとう虫太郎が、助動詞「will」と「be going to」の使い方について解説します。

この記事を読めば、中学校で学んだ【will】と【be going to〜】の違いをしっかり復習できます。

英語の助動詞について

英語の助動詞は、それ単体では意味を成さず、必ず他の動詞と一緒に使われます。助動詞を動詞の前に置くと、その動詞に特別な意味を持たせたり、時制(過去・現在・未来)を表したりできます。

助動詞にはさまざまな種類がありますが、中学校で学ぶ代表的なものには「can」「must」「may」「will」「might」「could」「should」などがあり、それぞれ異なる意味を持ちます。

英語の文法を理解するには、助動詞の使い方をしっかり学ぶことが大切です。


「助動詞 will」

次の例文で、助動詞を使った文と使わない文を比べてみましょう。

助動詞を含む文と含まない文
  1. I go to the movie theater.
    (私は映画館に行く。)
  2. I will go to the movie theater.
    (私は映画館に行くつもりだ。)

1つ目の文は、映画館へ行くという習慣や事実を表しているのに対し、2つ目の文では、助動詞「will」の働きによって、「私は映画館へ行くつもりだ」と未来のことを伝えています。


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未来を表す肯定文

未来を表す代表的な表現には、助動詞「will」を使った文と、「be going to〜」を使った文があります。

「will」を使った肯定文  

「will」を使った肯定文の例

「will」は動詞の前に置き、その後に続く動詞は必ず原形になります。また、「will」は単に未来の出来事を表すだけでなく、「~するつもりだ」(意志)や「~するだろう」(推測)といった意味も持ちます。

助動詞の後の動詞は原形
主語が変わっても、「will」の後は、必ず動詞の原形になります。

例文正誤解説
I will eat dinner at home.「will」の後の動詞「eat」が原形なのでOK
She will eats dinner at home.助動詞の後の動詞には、三単現の「s」をつけてはいけない
She will eat dinner at home.「eat」が原形なのでOK
てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

助動詞の後の動詞には、三単現の「s」は不要だよ!

「be going to〜」を使った肯定文  

「be going to〜」を使った肯定文の例

「be going to」は、「~する予定がある」という計画された未来を表すときに使います。

「be going to〜」の「be」の形に注意!
「be going to〜」の「be」は、主語によって形が変わります。
そして、その後に続く動詞は必ず原形になります。

主語意味人称単数/
複数
be going to + 動詞の原形
I私は1人称単数am going to + 〈動詞の原形〉
Youあなたは2人称単数are going to + 〈動詞の原形〉
He/She彼/彼女は3人称単数is going to + 〈動詞の原形〉
It/This/Thatそれ/これ/あれ3人称単数is going to + 〈動詞の原形〉
We私たちは1人称複数are going to + 〈動詞の原形〉
Youあなたたちは2人称複数are going to + 〈動詞の原形〉
They彼ら(彼女ら)は3人称複数are going to + 〈動詞の原形〉

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

「be going to」の後には、必ず動詞の原形が続くよ!



「will」と「be going to〜」のニュアンスの違い (肯定文)

「will」と「be going to〜」(肯定文) の例文
  1. I will play soccer tomorrow.
  2. I am going to play soccer tomorrow.

この2つの文は、どちらも「明日、私はサッカーをするつもりだ」という未来を表しますが、微妙にニュアンスが異なります。それぞれの違いを見ていきましょう!

1.「will」を使った場合

I will play soccer tomorrow.

この文では、次のような状況が考えられます。

単純な未来(未来の出来事を客観的に述べる)

「明日、私はサッカーをする。」という、単純な未来を表します。

まだ確定していない未来(可能性を含む)

“I will play soccer tomorrow, if George is free.”
(もしGeorgeが暇なら、私はサッカーをするつもりだ。)

その場で決めたことや提案

友達に誘われて、「じゃあ、やるわ!」と即決した場合など。
“We are going to play soccer tomorrow. Can you join us?”
(僕たち明日サッカーするんだけど、君もできる?)
⇨”Sure, I will play soccer tomorrow with you!”
(もちろん、明日君たちとサッカーするよ。)

POINT「will」は、その場の判断や提案、確定していない未来に使うことが多い。


2.「be going to」を使った場合

I am going to play soccer tomorrow.

この文は、「すでに計画がある未来」を表します。

事前に計画された未来の行動

「前から決めていた予定」を伝えたいときに使います。

行動に至る理由や根拠がある

“I bought new soccer shoes. So, I am going to play soccer tomorrow.”
(新しいサッカーシューズを買ったんだ。だから明日サッカーをするつもりだよ。)

POINT:「be going to」は、すでに計画された未来の出来事を伝えるときに使う。

るいちゃん
るいちゃん

何となく違いは分かったかな……。

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

基本は「be going to = will」だけど、使う場面で微妙な違いがあるよ!

未来を表す否定文

未来の出来事を否定するときは、次の形を使います。

will not (won’t) + 動詞の原形
be動詞 + not going to + 動詞の原形

どちらも未来の否定を表しますが、若干のニュアンスの違いがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

「will not (won’t)」を使った否定文  

「will not (won’t)」を使った否定文の例文

POINT:「will not (won’t)」は、単に未来を否定するだけでなく、強い意志や拒絶のニュアンスを持つことがあります。

「be going to〜」を使った否定文  

「be going to」を使った否定文

POINT:「be going to + not」 は、予定や計画の否定として使われ、強い拒否の意志は必ずしも伴わないことが多いです。柔らかな否定のニュアンスがあります。

「will 」と「be going to〜」の違い(否定文) 

「will」と「be going to〜」(否定文)
  1. I will not help him.
    「絶対に助けない」 という強い決意や拒絶のニュアンスがあります。
  2. I am not going to help him.
    → 未来の行動に対する予定や意図がないことを示しますが、前者ほど強い拒絶のニュアンスはありません。

POINT:「will not」はより強い拒否の意志を示し、「be動詞否定形 + going to〜」は予定や計画の否定として、少し穏やかな印象があります。

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未来を表す疑問文

未来の疑問文は、次の2つの形で表現できます。

will + 主語 + 動詞の原形
be動詞 + 主語 + going to + 動詞の原形

「will」を使った疑問文  

「will」を使った疑問文の例文

「Will」を使った疑問文は、「〜するつもりですか。」と未来の予定を聞いたり、「〜してくださいますか。」という丁寧な依頼にも使われます。また、状況や文脈によって、可能性や予測などを尋ねる場合にも使われます。

POINT:「Will」は、単純に未来の出来事を尋ねるだけでなく、丁寧な依頼や、未来の出来事に対する予測を表現します。

「be going to〜」を使った疑問文  

「be going to〜」を使った疑問文の例文 

POINT:「be going to」 は、近い未来の予定予測を尋ねる際に使われます。

「will 」と「be going to〜」のニュアンスの違い(疑問文) 

「will」と「be going to〜」(疑問文)
  1. Will it snow tonight?
  2. Is it going to snow tonight?

上の文は、どちらも、「今夜は雪が降るでしょうか?」いう未来を表す疑問形となっていますが、若干ニュアンスが異なります。それぞれ見ていきましょう。

1.「will」を使った場合

Will it snow tonight?

雪が降る可能性があるかどうかを予測して尋ねる質問です。

例えば、天気が不安定な時に使われることが多く、一般的な未来の予測として尋ねています。

“It’s so warm outside. Do you think it will snow tonight?”
(外はとても暖かいですが、今夜雪が降ると思いますか?)

2.「be going to」を使った場合

Is it going to snow tonight?

雪が降る可能性が高いと予想される状況に基づいて、予見的な質問をしています。
天気予報などを元にした予測や、状況から導かれる予感に基づいて尋ねることが多いです。

“The weather forecast says so, but do you think it is going to snow tonight?”
(天気予報では雪が降ると言っているけど、あなたは今夜雪が降ると思いますか?)

POINT: 「Will」は未来の出来事に対する一般的な予測や、不確実な未来に使われますが、「be going to」は、より具体的な予定や予測に使われ、近い未来の計画や準備に基づいて使われます。

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

微妙なニュアンスは違うけど、どちらを使っても、基本的に意味は通じるよ。

未来を表す否定疑問文

未来の否定疑問文は、「〜するつもりじゃないのですか?」という意味で、主に「will」と「be going to」を使って作ります。

「will」を使った否定疑問文  

「will」を使う場合は、主語の前に「Won’t」を置いたり、または「Will」+主語+「not」の形にします。

「will」を使った否定疑問文

「Won’t」+ 主語、「Will」+ 主語 +「not」で始まる「will」の否定疑問文は、「〜しないのですか?」という確認や、「え、〜しないの?」という驚き、「〜してみませんか?」という提案を表すときなどに使われます。

「be going to〜」を使った否定疑問文  

「be going to」を使う場合は、主語とbe動詞を入れ替え、be動詞の後に「not」を置きます。

「be going to〜」を使った否定疑問文  

「be going to」を使った否定疑問文は、肯定疑問文と同様に、近い未来の予定や予見される可能性について確認するための基本的な表現です。

「will 」と「be going to〜」のニュアンスの違い(否定疑問文) 

「will」と「be going to」(否定疑問文)
  1. Won’t you see the doctor?
  2. Aren’t you going to see the doctor?

上の文は、どちらも、「医者に診てもらわないのですか?」いう否定疑問形ですが、若干ニュアンスが異なります。それぞれ見ていきましょう。

1.「will」の否定型を使った場合

Won’t you see the doctor?
(医者に診てもらわないのですか?)

「Won’t you see the doctor?」は、相手が医者に行く予定がないのか、あるいはその行動をしないのかを尋ねる表現です。この文は、相手がその行動をすることを期待している場合に使われることが多いです。少し驚きや確認のニュアンスが含まれています。

“You look pale. Won’t you see the doctor?”
(顔色が悪いけど、医者に診てもらわないのですか?)

この場合、相手が医者に行くことを予想していて、その行動をしないことに驚いている、または確認している感じです。

2.「be going to」の否定型を使った場合

Aren’t you going to see the doctor?
(医者に見てもらう予定はないのですか?)

「Aren’t you going to see the doctor?」は、相手が医者に行く予定があるのかを尋ねる中立的な表現です。この場合、相手が医者に行くことが予想される状況や選択肢を示唆していますが、強い驚きや期待はありません。

“You look pale. Aren’t you going to see the doctor?”
(顔色が悪いですけど、医者に診てもらう予定はないのですか?)
この場合、相手が医者に行く予定があるのか、あくまで状況を確認している感じです。

相手がその行動をする予定があるかどうかを尋ねる、より一般的な疑問の表現です。例文1に比べ、より中立的で、相手が自由に選択できるニュアンスが含まれます。

るいちゃん
るいちゃん

ニュアンスの違いは、やっぱり難しいね。

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

とはいえ、すごく大きな違いがあるわけではないから、初心者はまずはどちらの言い回しでもOKだよ。

「未来形」を使った自己紹介

「will」や「be going to」使って、例えば、こんなことが言えます。

Hi, my name is Hiroshi Tani.
I am going to start a new job next week.
I will work as a project manager.
I am going to attend a training program soon.
I will share my knowledge with my team.
Nice to meet you!

こんにちは、私は谷浩志です。
来週、新しい仕事を始める予定です。
プロジェクトマネージャーとして働きます。
まもなく研修プログラムに参加するつもりです。
自分のチームと知識を共有していくつもりです。
よろしくお願いします!

*「share」共有する 「knowledge 」 知識

Hello! My name is Kayo Endo.
I am going to start a part-time job at a bookstore next week.
I will help customers find books.
I am going to learn more about literature.
I am going to take a writing class this summer.
Nice to meet you!

こんにちは!私は、遠藤加代です。
来週、書店でパートタイムの仕事を始める予定です。
お客様が本を見つけるのを手伝うつもりです。
文学について、もっと学ぶつもりです。
この夏、ライティング教室を受講する予定です。
よろしくお願いします!

*「customer」客 「literature」 文学

るいちゃん
るいちゃん

未来形が使えると、近い将来や予定についても話せるから、言えることが増えるね。

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

「未来形」以外にも、文法全体を学びたい人は、文法の参考書を1冊買って、読んでみてね。

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まとめ:willとbe going toの違いを押さえて自然な会話を!

この記事をを読んで、「will」「be going to〜」についての基礎知識や、微妙なニュアンスの違いがわかるようになれば、幸いです。基礎の英文法の攻略は、第二言語の学習者にとって、絶対かかせないものです。

この記事以外にも、文法について書いてある記事があるので、良かったら読んでみてくださいね。

るいちゃん
るいちゃん

「未来形」を使って、次の休暇の予定を英語で言えるように、練習してみるね。

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

この記事が少しでもお役に立てば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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