効果的な英語学習法

【助動詞 may】基本の意味2つと知っておきたい表現を解説

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この記事をおすすめする人
  • 中学校で習った助動詞 may の復習がしたい
  • may の複数の意味を知りたい
  • mayとmaybe の違いが知りたい

この記事では、海外経験のあるてんとう虫太郎が、助動詞 may について詳しく解説します。

これを読めば、次のことが期待できます。

  • 推量、許可を表す may の基本用法がわかる
  • may を使って、丁寧で礼儀正しい依頼の質問ができる
  • may を使った英語の表現がわかる
てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

英語からしばらく離れている人も、助動詞 may の復習をしてみよう!

英語の助動詞について

助動詞にはたくさんの種類がありますが、特に中学校で学んだ代表的な助動詞には、「can」「must」「may」「will」「might」「could」「should」などがあり、それぞれ異なる意味で使われます。

助動詞を含む文と含まない文の違い

英語の助動詞は、単独では文の意味を成すことはありませんが、動詞の前に置くことで、その動詞に特別な意味を与えたり、過去、現在、未来などの時制を加えることができます

下記の例文で、助動詞 may の有無を比べてみましょう。

助動詞を含む文と含まない文
  1. I go to the library today.
    (私は今日図書館へ行きます。)
  2. I may go to the library today.
    (私は今日図書館へ行くかもしれません。)

1の文章は「私が今日図書館へ行く」という事実を述べていますが、2の文章では助動詞 may によって「行くかもしれない(推量)」という意味が加わっています。

また、中学英語の復習になりますが、主語にかかわらず、助動詞の後に続く動詞は必ず原形になります。

I may get up early tomorrow.
(私は明日早起きするかもしれない。)
助動詞の後にくる動詞が原形になっているので正しい。
She may gets up early tomorrow.
(彼女は明日早起きするかもしれない。)
不可助動詞の後にくる動詞には、三人称単数の「s」をつけてはいけない。
She may get up early tomorrow.
(彼女は明日早起きするかもしれない。)
助動詞の後にくる動詞が原形になっているので正しい。
てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

三人称単数現在でも「s」は不要!

助動詞を学ぶと、英文法の理解が深まり、正確で豊かな表現ができるようになります。

助動詞 may の基本的な意味2つ

中学校で習う助動詞 may には、主に2つの意味があります。

それぞれの例文を見ていきましょう。

① ~かもしれない (推量)

~かもしれない (推量)

この may は「〜かもしれない」と訳します。

そして、may の否定文の場合は may not になります。
* can’t などとは違い、may not に短縮形はありません。

② ~してもよい (許可)

~してもよい (許可)

この may は「〜してもよい」と訳します。
疑問文の場合は、主語と入れかえて、May を文頭に置きます。

May I 〜?、May we 〜? という疑問文は、「〜してもいいですか?」と、相手に対して許可を求める時によく使われる、丁寧な表現です。

文脈によって変わる may の意味

同じ文章でも、状況や、文脈によって may 意味が変わります

例えば、次の文章は、1と2の、どちらの意味でも使われます。

She may call me tonight.

  1. 彼女は今晩、私に電話してくるかもしれない。(推量)
    ⇨彼女が私に電話をしてくる可能性があることを伝えている。
  2. 彼女は今晩、私に電話してもいいですよ。(許可)
    ⇨彼女が私に電話をしてくることは全く問題ないということを伝えている。

否定文の例文も、見てみましょう。

He may not come to my house.

  1. 彼は私の家に来ないかもしれない。(推量)
    ⇨彼が私の家を訪問してくるのか不確実な状態を伝えている。
  2. 彼は私の家に来てはいけませんよ。(禁止)
    ⇨自分の家に彼が来てほしくないことを伝えている。
てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

文脈や状況から、どちらの意味になるのかを読み取ることが重要だね。

may によく似た maybe の意味

may と maybe は、似ているようで異なる単語で、それぞれの使い方に違いがあります。

may は「~かもしれない」「~してもよい」といった推量や許可を表す助動詞です。

一方、maybe は「おそらく」「たぶん」という意味で、同じく推量を表しますが、助動詞ではなく副詞として使われます。

may と maybe の意味

1と2を比べると、1は客観的な可能性を示しており、話者の確信度はやや低いと言えるでしょう。

一方、2は話者の主観的な推測が強く反映されており、その可能性をある程度信じていることがわかります。

may be は助動詞+be動詞、maybe は副詞で、別の品詞になるのがポイント!

るいちゃん
るいちゃん

Maybe I got it.
(多分理解できた)

may を使った英語の表現

mayを使った表現を集めてみました。

mayを使った英語表現を覚えて、より自然な会話を目指しましょう!

May I help you? (お手伝いしましょうか?)

May I help you? は「何かお手伝いしましょうか?」という意味で、主にお店やサービスカウンターでお客様に使われる一般的な表現です。

また、道などで誰かが困っている人を見かけた時、「何かお困りですか?」という時にも使います。

もし、May I help you? と聞かれた時は、次のように返答してみましょう。

May I help you? の返答例

may as well (〜した方がいい)

may as well は、英語のフレーズで、「~した方が良い」「~してもいい」 という意味です。

このフレーズは、ある状況下で最良の選択ではないが、他に良い方法がない場合や、それをしても悪くない、という時に使われます。

may as wellの使い方

come what may (何があっても)

come what may は、「何があっても」「どんなことがあろうとも」という意味です。

日常会話ではあまり頻繁に使われませんが、歌の歌詞や文学作品の中でよく使われる表現です。困難や障害があっても決意や信念を変えないというニュアンスを含んでいます。

come what may の使い方

To whom it may concern (ご担当者様)

To whom it may concern は、「ご担当者様」や「関係各位」といった意味で、相手が特定できない場合に使うビジネス英語の表現です。

To whom it may concern は便利な表現ですが、可能な限り相手の名前や部署を特定し、より具体的な宛名を付ける方が丁寧 です。例えば、以下のように言い換えることができます。

To whom it may concern の言い換え

助動詞 may の倒置法

中学英語の文法からは少し発展しますが、助動詞 may を文頭に持ってきて、「~しますように」と表現することがあります。

会話や、グリーティングカードなどに書くメッセージなどにもよく使われるので、頭の片隅に置いておくと役に立つはずです。

may の倒置文
るいちゃん
るいちゃん

“God bless you!”ってハリウッドの大物俳優とか、スピーチの後によく言うよね。

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

そうそう、省略して言ってるけど、元々は、May God bless you! なんだよ。

倒置法:May the force be with you

アメリカ映画「スター・ウォーズ」は、長年のロングセラーで、ファンも多いと思います。ファンでなくても、一度は聞いたことがある名セリフに「フォースと共にあらんことを」がありますよね。

英語では、“May the force be with you.”といいます。

映画を見たことがない人は、何のことだろうと思うかもしれませんが(笑)

“May the Force be with you.” も、助動詞 may の倒置法の一例です。

この映画の中で「the Force」は、単なる「力」や「エネルギー」ではなく、銀河を支配する神秘的な力を指します。そして、「フォース」を操る者は、さまざまな不可思議な能力を発揮することができます。このセリフは、登場人物が別れや戦いの前などの重要なシーンで、自分の覚悟や相手への激励を伝える時に使われます。

るいちゃん
るいちゃん

“May the force”と”May the 4th”は同じ発音だから、5月4日は「スター・ウォーズの日」なんだって!

基礎文法を学ぶためのおすすめ本

大人の人でも、学び直しやすい英文法書2冊を紹介します。

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

どちらも、とても良い参考書だよ。

① 改訂版 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本

15万部のロングセラーの英文法書で、学び直しの大人からも支持されています。

色を抑えた配色なので、カラフルな教材が苦手な人には、読みやすい本です。
何度も読み返せるように、手元に持っておいて損はない一冊です。

② 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。

こちらも、英文法書のベストセラーです。

カラーの文法書の方が、勉強しやすい、という人は、こちらが選択肢になるでしょう。
高校生や社会人にも、幅広く愛用されている文法書です。

まとめ:「may」は推量と許可を表す助動詞

この記事では、助動詞「may」について解説しました。

繰り返しになりますが、「may」は推量や許可を表す助動詞です。そのほかに、禁止や祈願(倒置法)といった意味も持ちます。

助動詞役割意味例文
may推量「~かもしれない」He may come later. (彼は後から来るかもしれません。)
Her story may be wrong. (彼女の話は間違っているかもしれません。)
may not推量「~しないかもしれない」She may not come to the party tonight.(彼女は今夜パーティに来ないかもしれない。)
It may not rain today. (今日は雨が降らないかもしれません。)
may許可「~してもいい」You may go now. (もう行ってもいいですよ。)
May I borrow your pen?(あなたのペンを借りてもいいですか?)
may not禁止「~してはいけません」You may not smoke in this room.(この部屋でタバコを吸ってはいけません。)
Students may not use their phones in class. (教室内で生徒は携帯を使ってはいけません。)
may許可「~していいですか」May I ask you a question?(質問してもよろしいでしょうか?)
May we leave early today?(今日は早く帰ってもいいですか?)
May倒置法・祈願「~しますように」May God bless you. (神のご加護がありますように。)
May all your wishes come true.(あなたの願い事がすべて叶いますように。)

助動詞「may」を学ぶことで、

・英語で推量や許可を表現でき、会話力が上がる
・丁寧で礼儀正しい表現が身に
つく

このような効果が期待できます。
日常会話やビジネスシーンでも役立つ助動詞なので、ぜひ積極的に活用してみてください。

てんとう虫太郎
てんとう虫太郎

この記事が、少しでも役に立ったら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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