てんとう虫ブログ Englishへ、ようこそ!
このブログでは、英語の学びなおしをする人に役立つ記事を発信しています。
今日のトピックは、「一般動詞の過去形」です。
中学生で一般動詞を勉強した時、過去形が出てきて頭が混乱した人も多いのではないでしょうか。その時に芽生えたニガテ意識から、英語から遠ざかっている人も多いかもしれませんね。
動詞の中に、不規則な変化をするものがあったでしょ、それが覚えられなくて…。
そんな人こそ、この記事で、一般動詞の過去形も使えるようにトライしてね。
この記事では、中学校で習った「 一般動詞」の過去形に特化して基礎から解説していきます。 例文も用意しながら、順序立てて説明していくので、英語初心者にとって役立つ内容となっています。
*下記のような読者に向けて、記事を書いています。
●これから英語を学び直す大人
●中学生レベルの英語力の人
●過去に英語に挫折して嫌いになってしまった人
●勉強に自信がないから、自分のペースでゆっくり進めたい人
●勉強が全体的にニガテで、何から手を付けていいかわからない人
⇒ このページを読めば、中学校で学んだ【一般動詞の過去形】のおさらいをすることができます。
それでは、Let’s get started!
(さっそく始めよう!)
「一般動詞」について
一般動詞は、日常生活のあらゆる動作や状態を表現できるため、数えきれないほど存在します。そのため、一般動詞を攻略することで表現の幅が無限に広がります。一般動詞をマスターしなければ、英語力アップは望めないと言っても過言ではありません。
- 🔰一般動詞全体の概要を復習したい方はこちら↓
【大人の英語初心者必見!】一般動詞攻略で、英語力を3倍アップ!
一般動詞全体について知りたい人は、上の記事も読んでみてね。
「一般動詞の過去形」の肯定文
一般動詞の過去形とは、動詞が過去の出来事や状態を表す形です。一般動詞は、動詞の語尾に「-ed」または「-d」を付けて規則的に変化する「規則動詞」と、ルールが当てはまらず不規則に変化する「不規則動詞」に大別されます。
例えば、規則動詞の「play」の場合、過去形は「played」となり「-ed」が付くのに対し、不規則動詞の「go」の場合、過去形は「went」となります。
規則動詞のルール(肯定文)
過去形の規則動詞の場合、主語が1人称、2人称、3人称、そして単数、複数と変化しても、語尾の変化は一定です。「三単現s」のルールがある現在形と混同しないようにしましょう。
主語 | 主語の 意味 | 主語の 人称 | 単数/ 複数 | 一般動詞の文(現在形) | 一般動詞の文(過去形) | 和訳(過去形) |
I | 私は | 1人称 | 単数 | I play tennis. | I played tennis. | 私はテニスをしました。 |
You | あなたは | 2人称 | 単数 | You play tennis. | You played tennis. | あなたはテニスをしました。 |
He/She | 彼/彼女は | 3人称 | 単数 | He/She plays tennis. | He/She played tennis. | 彼/彼女はテニスをしました。 |
We | 私たちは | 1人称 | 複数 | We play tennis. | We played tennis. | 私たちはテニスをしました。 |
You | あなたたちは | 2人称 | 複数 | You play tennis. | You played tennis. | あなたたちはテニスをしました。 |
They | 彼ら/彼女らは | 3人称 | 複数 | They play tennis. | They played tennis. | 彼ら/彼女らはテニスをしました。 |
規則動詞の過去形の場合は、時制、人称に関係なく同じ変化をするよ。
分かりやすくて助かる〜。
不規則動詞の特徴(肯定文)
一般動詞の不規則動詞は、過去形が特定のパターンに従わず、個々の動詞ごとに異なる形に変化するため、規則動詞のようなルール化はできません。
そのため、不規則動詞は個々に覚える必要があります。
ここが辛いところよね…(涙)
基本の不規則動詞一覧(現在形+過去形)
現在形 | 過去形 | 意味 | 現在形 | 過去形 | 意味 |
go | went | 行く | take | took | 取る |
have | had | 持っている | come | came | 来る |
see | saw | 見る | get | got | 得る |
eat | ate | 食べる | give | gave | 与える |
know | knew | 知っている | think | thought | 考える |
make | made | 作る | speak | spoke | 話す |
run | ran | 走る | write | wrote | 書く |
buy | bought | 買う | begin | begun | 始める |
drink | drank | 飲む | keep | kept | 状態を保つ |
下の書籍なども使って、覚えられそうなものから、地道に単語を覚えるようにしてみてね。
「規則動詞の過去形」の肯定文
規則動詞の過去形の肯定文の場合、動詞の語尾に「ed」または「d」を付けます。
例文1
I played the piano.
〈主語〉 + 〈規則動詞過去形〉+ 〈目的語〉
(私はピアノを弾きました。)
* 規則動詞の過去形なので、「play」に「ed」をつけます。
*「the piano」は「何を弾くのか」の「何を」に当たる目的語です。
例文2
Brian liked the Japanese movie.
〈主語〉 + 〈規則動詞過去形〉+ 〈目的語〉
(ブライアンはその日本映画がとても好きでした。)
* 規則動詞の過去形なので、「like」の後に「d」をつけます。
*「the Japanese movie」は、「何を好きか」の「何」に当たる目的語です。
例文3
She studied hard last night.
〈主語〉+〈規則動詞過去形〉+〈副詞〉+ 〈副詞句〉
(彼女は昨夜一生懸命に勉強ました。)
* 規則動詞の過去形なので、「study」の「y」を「i」に変えて「ed」をつけます。
*「hard」は、動詞「studied」を修飾して、どの程度「勉強した」のかを表す副詞です。
*「last night」は、動詞「studied」を修飾して、いつ「勉強した」のかを表す副詞句です。
「不規則動詞の過去形」の肯定文
不規則動詞の過去形の肯定文の場合、動詞の変化にパターンやルールはなく、それぞれの単語が独自に変化します。
例文1
I ate lunch at school today.
〈主語〉 + 〈不規則動詞過去形〉+ 〈目的語〉+ 〈副詞句〉+ 〈副詞〉
(私は今日学校で昼食を食べました。)
* 不規則動詞の過去形なので、「eat」が「ate」になります。
*「lunch」は「何を食べたか」の「何を」に当たる、目的語です。
*「at school」は場所を表す副詞句で、動詞「ate」を修飾して、動作の場所を具体的に示しています。
*「today」は時間を表す副詞で、動詞「ate」を修飾し、動作の時間を具体的に示しています。
例文2
Emma bought a sweater in Harajuku.
〈主語〉 + 〈不規則動詞過去形〉+ 〈目的語〉+ 〈副詞句〉
(エマは原宿でセーターを買いました。)
* 不規則動詞の過去形なので、「buy」が「bought」になります。
*「a sweater」は「何を買ったか」の「何を」に当たる、目的語です。
*「in Harajuku」は場所を表す副詞句で、動詞「bought」を修飾して、動作の場所を具体的に示しています。
例文3
James knew the answer.
〈主語〉 + 〈不規則動詞過去形〉+ 〈目的語〉+ 〈副詞〉
(ジェームズはその答えを知っていました。)
* 不規則動詞の過去形なので、「know」が「knew」になります。
*「the answer」は「何を知っていたか」の「何を」に当たる、目的語です。
「一般動詞の過去形」の否定文
一般動詞の過去形の否定文の場合、「did not (didn’t)」を動詞の前に置きます。
そして、その後に続く動詞は、規則動詞であっても、不規則動詞であっても、全て原形になります。
例文1
We played hockey at school.
(規則動詞 play)
過去形の否定文にする時は、動詞の前に「did not」または「didn’t」を入れ、動詞を原形にします。
↓
We did not (didn’t) play hockey at school.
〈主語〉 + 〈did not/didn’t〉+ 〈動詞の原形〉+〈目的語〉+ 〈副詞句〉
(私たちは学校でホッケーをしませんでした。)
*「hockey」は「何をプレイしたか」の「何を」に当たる、目的語です。
*「at school」は場所を表す副詞句で、動詞「play」を修飾して、動作の場所を具体的に示しています。
例文2
Olivia drank coffee this morning.
(不規則動詞 drink)
過去形の否定文にする時は、動詞の前に「did not」または「didn’t」を入れ、動詞を原形にします。
↓
Olivia did not (didn’t) drink coffee this morning.
〈主語〉 + 〈did not/didn’t〉+ 〈動詞の原形〉+〈目的語〉+ 〈副詞句〉
(オリビアは今朝コーヒーを飲みませんでした。)
*「coffee」は「何を飲んだか」の「何を」に当たる、目的語です。
*「this morning」は時間を表す副詞 句で、動詞「drank」を修飾して、動作の時間を具体的に示しています。
例文3
I ate dinner outside yesterday.
(不規則動詞 eat)
過去形の否定文にする時は、動詞の前に「did not」または「didn’t」を入れ、動詞を原形にします。
↓
I did not (didn’t) eat dinner outside yesterday.
〈主語〉 + 〈did not/didn’t〉+ 〈動詞の原形〉+〈目的語〉+ 〈副詞〉+ 〈副詞〉
(私は昨日夕食を外で食べませんでした。)
*「dinner」は「何を食べたか」の「何を」に当たる、目的語です。
*「outside」は場所を表す副詞句で、動詞「eat」を修飾して、動作の場所を具体的に示しています。
*「yesterday」は時間を表す副詞で、動詞「eat」を修飾して、動作の時間を具体的に示しています。
「一般動詞の過去形」の疑問文
一般動詞の過去形の疑問文を作る時は、主語の前に「Did」を置きます。
そして、その後に続く動詞は、規則動詞であっても、不規則動詞であっても、全て原形になります。
例文1
You cooked dinner last night.
(規則動詞 cook)
過去形の疑問文にする時は、動詞の前に「Did」を置きます。
↓
Did you cook dinner last night?
〈Did〉+ 〈主語〉 + 〈動詞の原形〉+〈目的語〉+ 〈副詞句〉
(あなたは昨夜夕食を料理しましたか。)
質問の答えの例は…
↓
Yes, I did.
(はい、料理をしました。)
No, I did not. (No, I didn’t.)
(いいえ、料理をしませんでした。)
となり、答え方は状況によって変わります。
*「cooked」は、疑問形の時は原形の「cook」になります。
*「dinner」は「何を料理したのか」の「何を」に当たる、目的語です。
*「last night」は時間を表す副詞句で、動詞「cook」を修飾して、動作の時間を具体的に示しています。
例文2
Emma watched TV at home.
(規則動詞 watch)
過去形の疑問文にする時は、動詞の前に「Did」を置きます。
↓
Did Emma watch TV at home?
〈Did〉+ 〈主語〉 + 〈動詞の原形〉+〈目的語〉+ 〈副詞句〉
(エマは家でテレビを見ましたか。)
質問の答えの例は…
↓
Yes, she did.
(はい、見ました。)
No, she did not. (No, she didn’t.)
(いいえ、見ませんでした。)
となり、答え方は状況によって変わります。
*「watched」は、疑問形の時は原形の「watch」になります。
*「TV」は「何を見たのか」の「何を」に当たる、目的語です。
*「at home」は場所を表す副詞句で、動詞「watch」を修飾して、動作の場所を具体的に示しています。
例文3
Kyle wrote a diary last Sunday.
(不規則動詞 write)
過去形の疑問文にする時は、動詞の前に「Did」を置きます。
↓
Did Kyle write a diary last Sunday?
〈Did〉+ 〈主語〉 + 〈動詞の原形〉+〈目的語〉+ 〈副詞句〉
(カイルは先週の日曜日に日記を書きましたか。)
質問の答えの例は…
↓
Yes, he did.
(はい、書きました。)
No, he did not. (No, he didn’t.)
(いいえ、書きませんでした。)
となり、答え方は状況によって変わります。
*「wrote」は、疑問形の時は原形の「write」になります。
*「a diary」は「何を書いたか」の「何を」に当たる、目的語です。
*「last Sunday」は時間を表す副詞句で、動詞「write」を修飾して、動作の時間を具体的に示しています。
過去形の疑問文を作るときは、最初に「Did」を使って、そのあとは動詞の原形を使うよ。
つまり、Didから始まる文では、動詞の種類を気にしなくていいってことね。
「一般動詞の過去形」の否定疑問文
一般動詞の過去形の否定疑問文を作る時は、文頭に「Didn’t」を置いて動詞を原形にします。
別の言い方としては、「Did」+ 主語 +「not」+ 動詞の原形 の形でも同じ意味になります。
どちらの形を使っても、規則動詞も不規則動詞も、動詞は必ず原形になります。
例文1
You cooked dinner last night.
(規則動詞 cook)
過去形の疑問文にする時は、動詞の前に「Didn’t」または、「Did」+ 主語 +「not」を置きます。
↓
Didn’t you cook dinner last night?(短縮形)
Did you not cook dinner last night?
(あなたは昨夜夕食を料理しませんでしたか。)
質問の答えの例は…
↓
Yes, I did.
(いいえ、料理をしました。)
No, I did not. (No, I didn’t.)
(はい、料理をしませんでした。)
となり、答え方は状況によって変わります。
英語の「Yes/No」の答え方は、質問の意味に対してではなく、事実に基づきます。したがって、質問が否定形の場合でも、事実として歌手であるなら「Yes」で答えます。
日本語では「あなたは料理しなかったの?」という問いに「はい、しませんでした。」と答えるけど、英語では「No, I don’t.」と答えるよ。
料理したなら「Yes, I did.」
しなかったなら「No, I didn’t.」
- Did you cook dinner? は、話者が料理したかどうかを中立的に尋ねています。
- Didn’t you cook? は、話者が料理したことに疑問を呈したり、確認したりする文です。
You stayed home all day long. Didn’t you cook?
(今日ずっと家にいたでしょ、料理しなかったの?)
例文2
Emma watched TV at home.
(規則動詞 watch)
過去形の否定疑問文にする時は、動詞の前に「Didn’t」または、「Did」+ 主語 +「not」を置きます。
↓
Didn’t Emma watch TV at home?(短縮形)
Did Emma watch TV at home?
(エマは家でテレビを見なかったのですか。)
質問の答えの例は…
↓
Yes, she did.
(いいえ、見ました。)
No, she did not. (No, she didn’t.)
(はい、見ませんでした。)
となり、答え方は状況によって変わります。
例文3
Kyle wrote a diary last Sunday.
(不規則動詞 write)
過去形の疑問文にする時は、動詞の前に「Didn’t」または、「Did」+ 主語 +「not」を置きます。
↓
Didn’t Kyle write a diary last Sunday?(短縮形)
Did Kyle not write a diary last Sunday?
(カイルは先週の日曜日、日記を書かなかったのですか。)
質問の答えの例は…
↓
Yes, he did.
(いいえ、書きました。)
No, he did not. (No, he didn’t.)
(はい、書きませんでした。)
となり、答え方は状況によって変わります。
最後に(まとめ)
一般動詞の過去形は、「規則動詞」と「不規則動詞」に分かれます。
肯定文では、それぞれの動詞が過去形に変わります。規則動詞の場合はルールがあるので、それを確認しておきましょう。不規則動詞は動詞ごとに変化が異なるため、毎日少しずつ英単語を復習すると良いですね。
過去形の疑問文は、「Did you walk?」「Didn’t you walk?」「Did you not walk?」のように、すべて動詞は原形になるので、特別なルールを考える必要はありません。否定形の場合も同様です。
ということは、肯定文の過去形に注意して学習していけば、一般動詞全体の理解が深まるわけね。
そうだね。下記の書籍なども参考にして、しっかり基礎をつけていけば、基本の英語力が着実に向上するよ。
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この記事が少しでもお役に立てば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!